沖縄県西原町・「寛尚ファーム」稲福さんの無農薬栽培島バナナ 約1KG

1,300

燻蒸の表示義務がない輸入バナナ。生産量が少なく、燻蒸されない国産バナナは貴重品

 

 バナナは栄養価の高い食物として親しまれていますが、そのほとんどを輸入に頼っています。日本で流通している輸入バナナはフィリピン産、エクアドル産、台湾産などですが、これら海外のプランテーション(大規模農園)のバナナ栽培の多くは(一部の有機栽培バナナを除いて)雑草や病害虫防除のために除草剤、殺虫剤、殺菌剤など多種類の化学合成農薬や化学肥料が使用されています。
 近年では輸入バナナにポストハーベスト農薬の使用はあまりないようですが、日本の港や空港に持ち込まれる際の植物検疫で虫や黴、腐敗、病気などが発見されると密閉された倉庫の中で殺虫、殺菌のための燻蒸処理が行われます。この燻蒸処理にはシアン化水素(気化すると青酸ガス)や臭化メチルなどの猛毒物質が使われます。一般的に実の表面についた虫や黴、病原菌を殺すにはシアン化水素、実の内部に食い込んだ虫を殺すには臭化メチルが使われますが、燻蒸の表示義務はありませんので消費者には店頭で販売されているバナナが燻蒸処理されたものかどうかの判断はできません。(有機JASマークの付いたものは燻蒸されていません)  一方、国産バナナは国内移動ですので植物検疫にかからず、燻蒸処理をされることはありませんが、国産バナナは沖縄や奄美、小笠原諸島など限られた地域で栽培されているだけですので生産量はわずか貴重品です。そのなかでも無農薬で栽培される国産バナナはとくに希少品といえるでしょう。

爽やかな風が吹き抜ける農園で生態系を重視し、無農薬・無化学肥料で栽培

 

 沖縄の在来バナナといわれる島バナナはマレー半島が原産といわれ、今から150年ほど前に小笠原諸島から移入されたと伝えられていますが、それ以前にも台湾など南方の国々のバナナが持ち込まれて庭先などに植えられ、栽培されていたと思われます。現在沖縄で栽培されているバナナは主に在来の島バナナ、台湾系の三尺バナナ、ナムワなどの品種があります。
 沖縄本島の南部、西原町にある稲福純子さんご家族の農園「寛尚(ひろたか)ファーム」では、バナナ農園特有の爽やかな香りが漂う中で、明るい陽光を受けて風にそよぐ緑の葉陰にびっしりと実をつけた大きな果房を下げた島バナナ、三尺バナナが並んでいます。バナナは樹木ではなく草本で、木の幹のように見えるのは実は仮径といわれる葉鞘が幾重にも重なりあっているもので、茎は地中を横に這っています。
 西原町内に数か所ある寛尚ファームの農園にはおよそ700本のバナナが植えられており、栽培の基本は無農薬、無化学肥料です。 「農薬や化学肥料を使わず、農園内の草やバナナの葉、茎の残滓などの有機物でつくった有機質堆肥(初期に牛糞堆肥使用)を使って栽培しています。沖縄の美しい豊かな自然を未来に残すには、環境を汚染する農薬や化学肥料をできるだけ使わないようにして、自然の生態系を大事に、循環型農業を目指しています」と稲福さんは美しい沖縄の自然とバナナ栽培への思いを語ります。

農薬を使わず多様な生物を生かす栽培の工夫で病害虫を防ぐ

 

 沖縄のバナナ栽培には大きなリスクがあります。その一つが台風による被害が多いことです。台風の通り道で毎年多くの台風に襲われる沖縄では農産物の被害は甚大です。とくにバナナは仮茎や根が弱いうえに、背が高く大きな果房をつけるので実の重みで倒れやすく、強風で根元から倒れてしまうことが多くあります。また風による葉擦れなどで実の表面(皮)に細かい傷ができたり、その傷跡が黒ずんだりして見た目が悪くなることも多いのです。
 台風以外の大敵はバナナツヤオサゾウムシ、バショウゾウムシなどのゾウムシ類をはじめとする虫類による食害、フザリウムという黴(細菌)の一種が繁殖することにより黒ずんだり、葉や根が枯れたりして畑全体が全滅することもある萎凋病(新パナマ病)と呼ばれる病気などで、台風と病害虫の被害で収穫が激減したり、全く収穫できないということもあり、沖縄でバナナ生産の規模拡大が難しい要因になっています。
 寛尚ファームではこうした害虫や病気の蔓延を防ぐために雑草の管理をして、葉や実を食害する害虫の天敵(益虫)など多様な生物が生息する環境をつくって害虫を増やさず、株間を空けて密植を避けるなど病原菌が繁殖しやすい湿った空気が樹間に滞らないように風通しをよくするなどの工夫をしています。 「農薬を使わないので除草、病害虫の防除に関わる作業はすべてが手作業で遠くなるような重労働になりますが、農薬を使うたびに有機物を分解してくれる土壌微生物が減り、味も落ちていきます。自然の循環のなかで健康に育つからこそ美味しい実を着けてくれます」と稲福さん。美味しい実がなると、「苦労が報われた!」という思いで、本当に嬉しくなると微笑みます。  幅広の葉に太陽の光をいっぱいに浴びて、無農薬で健康に育つ寛尚ファームのバナナは、表面(皮)に葉擦れや虫喰いの跡があっても、中身は安全で美味しいのです。

稲福さんの島バナナ

※この商品の売り上げの一部を、ニート・引きこりなどの若者の就業支援活動を行っている
NPO法人ウヤギー沖縄(http://uyagi-oki.org)の
「おきなわ夢コーヒープロジェクト」に寄付します。 ※バナナは青いうちに収穫してお送りしますので、届きましたら皮が黄色くなるまで追熟させてください。皮の表面に黒い斑点が出てきたら食べ頃です。

約1堡(8〜12本)
1,300円(税込)
原産国・加工国
日本・沖縄県
原材料・素材・成分
バナナ
送料
1,870円(5kgまで同一送料でお届けします)

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